【防空壕で食べる火鍋】何これ凄く美味しい…予想の斜め上を行くシビ辛火鍋

2023年2月6日ピックアップ, 火鍋

アクセス

ここで紹介する火鍋店はまだ新しくGoogle Map上では店名が表示されません。
なので上の地図ではお隣の洋服店を目印にピンしています。

重慶の中心部にほど近い七星岗は解放碑からバスで1駅、徒歩でも25分の距離に位置します。
お店の位置する坂道(兴隆街)の始まりは重慶の17つの城門のうちの一つの通远门です。

門の横の二つのトンネルを左手に見ながら横断歩道を渡り、兴隆街の坂道を上ります。

坂を少し上ると左手に冒頭の写真の七星缸 洞子老火锅が現れます。目立つ看板なので一目でわかるでしょう。

防空壕の利用

こちらのお店は日中戦争時に重慶で作られた防空壕を利用して作られています。

1937年の第二次上海事変によって日本軍は当時の中国の首都であった南京を占領。
これを受け中国国民党の蒋介石は首都を現在の武漢市にある内陸の漢口に移しました。

しかし日本軍の侵攻は止まらず、漢口もすぐに陥落。
国民党はさらに奥地の重慶に拠点を移しました。

重慶は山と川に守られた自然の要塞であり、日本軍も攻めあぐねました。

そこで日本軍は空からの攻撃に舵を切り、1939年~1941年の2年間で数回の爆撃を行います。
これが所謂”重慶爆撃”であり、計4000トン以上もの爆弾が投下されました。

爆撃から身を守るため重慶には至る所に防空壕が掘られました。
終戦後もこの重慶爆撃の記憶を後世に伝えるため、解放碑を始め多くのモニュメントが建てられました。

現在では大半の防空壕は埋められ土地として再利用され、今回紹介する洞子老火锅もその一つです。

店名の洞子とは洞窟の意味であり、もともと大きな岩があったこの土地を削って洞窟と防空壕が作られました。

店内

七星缸 洞子老火锅は店先には弾薬入れ、入り口前にはジープが置いてあり入店前から強烈なインパクトを放ちます。
ちろん全てモデルであり、実際に使用されたものではありません。

店内は一階部分と地下一階に分かれています。
入り口をくぐって奥に進むと地下へと続く階段があります。

店内には重火器のモデルガンが置かれていて、写真を撮ることも可能です。

壁には抗日戦争の写真が貼られ、戦争時の重慶の様子が見て取れます。
さてここまで聞くと日本人で入るのは少し躊躇するかも知れませんが、日中関係は依然と比べ良好であり、反日の意識は昔ほど強くはありません。

しかし爆撃を体験した世代は健全で、防空壕という戦争の名残のある場所なので、大勢で宴会をして日本語でワイワイ騒ぐのは控えた方が安全だと思います。

個人のグループで楽しく火鍋を食べに来店するのは全く問題ありません。

英語のメニューなどは無いですが、スープの種類さえ中国語で伝えられれば(後述)、具材は指差しで注文できます。

筆者が食べた重慶の火鍋店の中でも味は抜群です!

スープの注文

席に案内されるとまず最初に火鍋のスープのオーダーを聞かれます。

店員さんはよく「要什么锅底(ヤオシャンマグオディ)?」ー どんなスープベースがいいですか?
と聞いてくるので、

辛いスープ(麻辣)が良ければ「红汤(ホンタン)」、半分半分が良ければ「鸳鸯(ユエンヤン)と言います。

红汤はホンを下から上げるトーンで、ホン⤴ タンは同じ高さでタン→ ホン⤴タン→
鸳鸯はずっと同じ高さで ユエン→ヤン→

次に辛さのレベルも伝えます。一番辛くないのが微辣(ウェイラー)
ウェイ→ ラー↘(カラスがカーと鳴くように上から下に下げます) ウェイ→ラー↘

おすすめは小辛の「小辣(シアオラー)」です
シアオは抑えぎみのトーンで ラー↘ シアオラー↘

重慶では小辣でも十分辛いので、辛いのが得意な方でも小辣からがおすすめです。

具材オーダー

スープの注文が終わったらメニューから好きな具材を選びます。

注文用紙が各テーブルにあるのでチェックボックスにしるしを付けて数量を数字で書きます。

基本は一種類一皿で十分かと思います。
一見少ない様に見えますが、茹でるとスープを吸って食べ応えが増すので、まずは一皿ずつ多くの種類を頼むのがおすすめです。

こちらのお店は缸子屠场极品毛肚と麻辣牛肉(写真)です。

缸子屠场极品毛肚は牛のセンマイです。新鮮なセンマイは沸騰したスープに5秒間浸すのを7~8回ほど繰り返してから食べます。ぐつぐつ煮込んでしまうと触感が無くなってしまいます。

麻辣牛肉は牛肉の裏表に唐辛子がびっしりと付けられています。
火を噴くように辛いですが味に深みがあります。

火鍋のスープは花山椒がたっぷりで唇と舌がピリピリします。

始めは強めの”麻”に驚きますが、食べ進めるうちにピリピリが心地よくなってきます。

具材はどれも丁寧に味付がされていて、特に鰹節風味のタケノコは辛いスープと相まって絶品です。

その他の食材も絶妙な下味が付いていて、よく”仕事”のされているお店で好印象です。

お店のインパクトのある外見にも負けないくらい美味しい火鍋が食べられる七星缸 洞子老火锅にぜひチャレンジしてみてください!

基本情報

基本情報

営業日:月~日
営業時間:午前10:00~深夜2:00
料金目安:一人80元

2023年2月6日ピックアップ, 火鍋麻辣火鍋

Posted by Shiba Shiba